腹部超音波検査
腹部超音波検査
腹部超音波検査(腹部エコー)とは、人が聴くことができない高い周波数の音波(超音波)を用いて臓器を見る検査です。腹部に検査用のゼリーを塗り、超音波を発信するプローブ(探触子)を当てて、跳ね返ってくる反射波を画像化して診断します。ただし、消化管ガスの影響や体型によって、画像の描出が難しいことがありますので、描出できた範囲内での評価となります。検査は20分前後と短く、ゼリーが少し冷たく感じる程度で痛みもありません。
肝臓、胆のう、胆管、膵臓、腎臓、脾臓などが検査対象となる臓器で、以下のような場合に検査が検討されます。
腹部超音波検査は、肝臓、膵臓、腎臓の腫瘍をはじめ、脂肪肝や結石など生活習慣病と関連が強い所見も発見できます。一方、超音波が入りにくい部位があり、とくに膵臓は奥深い場所に位置するため観察しにくくなります。
肝血管腫、脂肪肝、肝腫瘍、肝内胆管結石、肝のう胞、慢性肝障害、肝硬変など
胆のうポリープ、胆のう炎、胆のう結石(胆石)、胆のう腫瘍、胆のう腺筋症、胆管結石、胆管腫瘍など
膵炎、膵腫瘍、膵石、膵のう胞など
腎結石、腎腫瘍(じんしゅよう)、腎のう胞など
21時までに食事を済ませてください。21時以降、水やお茶などの制限はありません。
朝食は摂らずにお越しください。水やお茶などの制限はありません。
検査後はすぐに食事を摂ることができます。
朝食はいつもの半分程度の量を朝3時までに摂ってください。
※朝食は、卵・牛乳・油を使用した食事は避けてください。
昼食は食べることができませんが、水やお茶の制限はありません。
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