アニサキス
アニサキス
アニサキスは、海産物を通じて人間に感染する寄生虫の一つです。生の魚介類を食べた際に、その中に含まれているアニサキスが原因で胃や腸に感染します。この寄生虫は、アジ、サンマ、サバ、タラやイカなどの体内に生息しています。
刺身や寿司などの生食がリスクとなります。加熱調理や冷凍保存を適切に行うことで、アニサキスの感染リスクは大幅に低減します。
これらの症状は、感染後数時間から1日以内に現れることが多いです。特に生の魚介類を食べた後、上記のような症状が強く出た場合は、アニサキスの感染を疑うべきです。
アニサキスは主に胃の粘膜に食い込むことが多く、アニサキスの感染が疑われる場合、胃カメラを行い胃の内部を直接観察し、アニサキスを確認し直接取り除きます。
アニサキスは人間の体内では生息できず、通常数日で症状は治まります。症状が軽度で、アニサキスが自然に排出されることが期待される場合は、症状を和らげるための薬物治療が行われます。
アニサキスは魚介類を60℃以上で約1分加熱するか、-20℃以下で24時間以上冷凍保存すると死滅するといわれています。刺身や寿司を食べる際は、特に新鮮なものを選んで、保存状態を確認しましょう。
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